「いいか。
俺たちは兄弟のような仲だったろ。」
ロッキー4で、ロッキーはロシアのドラゴと死闘がなされていました。
ドラゴの猛烈なパンチを受けて何度も倒れますが、その度に起き上がります。
ドラゴとの試合の後、シャワーを浴びながら、ロッキーはエイドリアンを呼びます。
ロッキーは手の震えが止まらず、不安に思っていたのでした。
フィラデルフィア空港に降り立つと、息子ジュニアが迎えに来ていました。
空港で記者会見をしていると、記者らの背後から現れた男がいます。
ロッキーといえば、スポーツ根性物ですが、このシリーズ5はロッキーのヒューマン映画になっています。
ロシアに行っている間に、ポーリーに全財産を奪われてしまったロッキー家。
引退したかったロッキーですが、借金のために試合をしなくてはならなくなってしまいました。しかし、ロッキーは脳に損傷を受けていたのです。
このシリーズでは、トレーナーとなるロッキーですが、さすがに良い選手は良いトレーナーになるんですね。
命をかけて闘ってきたロッキーならではの台詞が散りばめられていて、観ている側をも励ましてくれます。
いままで生涯をかけて付き添ってくれたトレーナーのミッキーのロッキーへの言葉にもジーンときます。
トレーナーのロッキーと選手のトミー、そして息子のジュニアを巡る人間関係模様のストーリーです。
「…これが、アメリカだ。」