「チャンピオンとして晩年のロッキーの親として師としての葛藤」
シリーズ5作目。度重なる激闘の代償で身体がボロボロなロッキーはトレーナーとしの道に希望を見出す。
自身がミッキーから受けた恩を返すかのようにトミーという若いボクサーを育てるが袂を分かってしまう。ロッキー自身の年齢もあり、哀愁がある姿が心を打ちます。
息子も大きくなるにつれて、その関係性もドラマになってきました。分かりやすく子供との溝ができてしまうがその関係を修復する家族ものとしての視点も、当初はプライベート面ではエイドリアンとの恋愛要素がメインだったものが、変化しているというのもシリーズを重ねているからこそですね。
まるでヨーダのように語りかけてくるミッキーの存在がよい。シリーズでは珍しいストリートファイトはリングでの戦いほどのカタルシスはなかったかもしれませんが新鮮な画作りで良かったです。
"トレーナー"ロッキーとしての傷としてまた欠かせないストーリーではありました。