このレビューはネタバレを含みます
アメリカ陸軍志願兵の契約期間を強制的に延長させる政策を「ストップ・ロス(損失防止)」と言う…志願じゃなくてまるで徴兵制…ブランドン(ライアン・フィリップ)のスティーヴのお互いの言い分が分かるからこそ辛かった。とにかく最初から最後まで重い雰囲気が漂う。9.11以降何十万人もの兵がイラクに送られストップロスにあったと言うから全く…しかもブランドンも脱走兵と見なされて議員に会いに行こうと電話しても「もうあんた脱走兵だからあんたに議員が会うわけないやん」的なことを言うてくるのほんと…勲章貰ったりどんなに頑張ってもコレかよという…そりゃふざけんなもうあんなとこに行くかって思うだろうし(余計に)からのトミーの自死でもう辛すぎるよね…だからこそ彼は最後行く決断をしたんだろうし…どちらにしろトミーはもう精神的に限界の雰囲気だったよなあ…PTSDって大変な病気だ本当に。そのまままた戦場に行くようなもんだから…そんなの人間的にもう機能できてない…奥さんも離れていってしまって。冒頭で敵が自分の子供わざわざ掲げてたりするのとかも辛かった。「俺たちの敵は家の中のキッチンとかにいるんだ」って何度かセリフにも出てきたもんなあ。全然関係ないけどブランドンが迎えに来た時に礼服というか軍服着てたけどかっこよかったぁああチャニテの軍服かっこよかったぁあぁぁああもっと見たかったぁあああぁ(知らねーよ)