すごくよかった。
自分の部屋に閉じこもって厚化粧してみるのも、コスプレみたいに革ジャン着てつっぱってみるのも、ぬいぐるみがまだ手放せないところも、ヤク中のママでも一度は抱きしめるところも、どうしようもないやつだけどカッコいいパパ/男なんて大っ嫌い、てなるところもリアル。泣かせる！
親とか大人って信頼できないし、友達にも相談できないし、そんな自分の問いに対する正解や間違いを何通りにも提示してくれる、悪くてやさしい先輩みたいな存在だよな、って映画に感じていたことを思い出させてくれた映画だった。
「二度と戻れない 青を抜け出し、黒へ入ったら」
家出したなー意気地が無くてたかが外れたことはできなかったな。なんでこんな大人たちをわたしは素面で見ていなきゃいけないの？そんな時に見ていても、何にもできなかったと思うけど、シービーの透き通った眼差しと虚勢と魂が、図太くなった今も響く。映画なんだから、全部ぶっ飛ばせ！
