ハテナ

シェラ・デ・コブレの幽霊のハテナのレビュー・感想・評価

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)
3.2
高名な建築家でもある心霊研究家オリオンが、ある富豪に起こった怪現象と、自分が過去に担当した事件の真相に迫る話。
試写会で体調を崩す人が続出したという、マジもんの「いわくつき映画」らしいです。

シェラ・デ・コブラで起こった女教師死亡事件(過去)と、今回の幽霊騒動(現在)のリンクについて、急に出てきた家政婦が怪しいのはいいとして、いやそこもつながるんですか?! ってのがちょっと意外だった。
100%霊現象のホラーというよりは、人も怖いし、でも幽霊も怖いし、とはいえやっぱり人が一番怖いですわ……って感じで、ミステリー的な要素もあるホラーが一番ジャンルとしては近い。トワイライトシンドローム(本家)みたいな?
トリックでバレるところと、それじゃあ説明がつかないところもごっちゃになってて、そういうのが突然来るからびっくりしちゃう。とはいえ怪奇が起こったときのBGMはちょっと派手で、あんまりおどろおどろしいとは言えないかも。

日本の幽霊みたいに足がないパターンって、向こうの映画にしてはなんか珍しい気がした。

観た日:2022/5/22
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