ホイットモア大統領

アベレーションのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

アベレーション(1997年製作の映画)
4.4
男勝りでワケありな金髪女子と、ヘタレおしゃべり学者の凸凹コンビが、突然変異したトカゲに “引き裂かれつつ” 、仲を深めていく映画。

小学校低学年の時、インフルエンザで寝込んでいた俺が母親に「治すためにもレンタル開始した『アナコンダ』を借りてきてくれ。」と頼んだ際、本作を一緒に借りてきてくれた思い出。恐らく「ア行」で近くにあったのだろう。

トカゲはもちろん特撮。だが、次はどう変異するか?というワクワク感があり、低予算ながら殺られた時のグロ描写も頑張っている!
何より要所要所で割と大きめの爆発演出があるのが最高!!

加えて、脚本センスが良いのか凸凹コンビの掛け合いが面白く、テンポも良いので、スクリューボール・コメディとしても楽しめる一石二鳥作品になっている。
冬のニュージーランドというあまり見かけない舞台だが、想像以上に極寒の地となるようで、ラストは “ロマンチックな『遊星からの物体X』” と言っても過言ではない!!

また、後半に登場するワケあり女子のメキシコ系彼氏。こいつの銃の撃ち方が無駄にカッコいい点も、B級映画としてポイント高し!
ちなみに全く関係ない『アベレーション2』もあるので、そちらも後ほど。