ルサチマ

七月のクリスマスのルサチマのレビュー・感想・評価

七月のクリスマス(1940年製作の映画)
5.0
見過ぎて何度目かの @シネマヴェーラ

圧倒的速度で突き進む奇跡だけが起こる映画。
この短さで映画の全てが判る。永遠のオールタイムベスト。

この圧倒的台詞量のやり取りが徹底的にリズミカルに為される撮影現場での編集に加えて、キスする余韻も何もなしに次へ次へ推し進める容赦ない編集の暴力。
かと言って無駄がないなんて言われるような映画では全然ない。きちんと余計なことが映画を更なる飛躍へと導くことが真の職人技だ。

猫はいつだって唐突に現れて人々の運命を転回(文字通り転ばせる)。
台詞のやり取りの多さは画面に溢れる運動の多さ、そして美術、人物の多さへと転じていく。



プレストン・スタージェスこそが全てのアメリカ映画の中心なんだと宣言したい!大好きだ!


3回目 2019年7月30日@シネマヴェーラ渋谷

今までで一番感動した。神映画。
ヴェーラにナンバーガールのTシャツ着て行ったら受付の女性もOMOIDE IN MY HEADのTシャツ着てて、嬉しかった。
ナンバーガールファンはみんなスタージェスが好きなんだと思う。

2回目 2018年12月

友達みんなで見た。1人寝てて殴ろうかと思った。

1回目 2018年6月27日

オールタイムベストだった。
冒頭の屋上シーンとラストの黒猫からのFinが素晴らしいな。
68分で奇想天外な1日を描き切ってるのもたまんねー。

ラジオで大々的に標語コンテスト開催しといて1位を言わないというのは、『月曜JUNK伊集院光 深夜の馬鹿力』の1009回特別企画「僕が選ぶあなたが選ぶ歴代コーナーベスト18」と同じ構造だった。
ルサチマ

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