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エイリアン2 完全版のKAZUのレビュー・感想・評価

エイリアン2 完全版(1986年製作の映画)
4.0
ALIENからALIENSへ...

前作は70年代後期、時代は男性社会からフェミニズム運動を端に発した女性が主役、自立した強い女性像を作品のテーマとしていた。女性器や男性器をメタファーとしたエイリアンやエイリアンの巣など、とても性的であり深い作品でした。

今作品は監督がジェームズ・キャメロンということもあり、エンターテイメントとしては遥かに前作を凌ぐ。迫り来る恐怖に追い詰められるリプリー達。もはや、ジャングルの中を身を潜めるアメリカ兵🇺🇸。エイリアンの巣窟はベトナムのジャングルなのだ。

今作はリプリーもマザー・エイリアンもテーマは『女性』から『母』なのかと。子を守る母ほど強く逞しくいものはこの世で存在しない。実際の子ではなく、救出された子を我が子のごとく守るエプリーの姿に今作のテーマを感じました。なので、同じく種を残すマザー・エイリアンにも単なるモンスターではない存在として映りました。

T2にも引けを取らない、やはり最高に面白い続編でした^ - ^
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