真っ黒こげ太郎

インドの仕置人の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

インドの仕置人(1996年製作の映画)
4.7
「ロボット」や「ボス その男シヴァージ」、近年色んな意味で話題になっている「マッスル 踊る稲妻」(何やら彼方此方で傑作だのジャケがどうだのと言われてるので絶対見ます。)の監督がコッソリ放っていた、色んな意味で情け容赦なしの異色作!!


まず何といってもこのキャッチコピー。




ナマステ御免!




ナマステ御免!ってwwwwww
アホかwwwwwwwナマステ=ゴーメンwwwwwwwwwww


そんな馬鹿丸出しな邦題ですが、中身は結構真面目。とは言えインド映画では欠かせない歌や踊り、コメディからバカ要素まで盛り沢山。

それにしても、爺さん、強えぇ!!!相手を変わった拳で殴って動きを封じ、指で喉を突いて、声を封じる!(北斗の拳かな?)
そして隠し持ったナイフでブッ刺す! この見事なまでの容赦のなさ!
特に復讐に堕ちる原因となった男の処刑方法やラストの大バトルは凄まじい、パニッシャーもビックリ!

その中にもインドがイギリスの植民地から独立するための壮絶な戦いや、インドでの賄賂問題、夫婦、親子の愛情や父と子の対立と戦いなどの要素を沢山盛り込んでいながら、娯楽作として分かりやすく描かれているので3時間最後まで楽しめました。

やや社会派色が強い一作ですが、娯楽作としても十分に楽しめる本作。
近年の作品に負けず劣らずのパワーに溢れた快作です。