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スケルトン・キーのnodriguezのレビュー・感想・評価

スケルトン・キー(2005年製作の映画)
4.0
看護士を目指すキャロラインはある日、新聞求人で見つけた老人の世話をするという仕事のため、沼地にある広い家で住み込みの仕事を始めます。信心深くて陰気な老人の妻からマスターキーを預かりましたが、なぜかマスターキーでさえ開けることのできない部屋が屋根裏にありました。不審に思いながらも老人の世話をしていたキャロラインでしたが、ある日、脳卒中で動けないはずの老人が「助けて。ここから出してくれ」と、必死にキャロラインに助けを求めるのでした。

開かずの間で行われていた不気味な儀式を知ってしまったがために、予想だにしなかった恐怖に襲われ、果敢にもそれに立ち向かう女性の姿を描いたホラー映画です。

久々に後味の悪い映画だったな(※誉め言葉)、というのが観終わった後の感想です。謎が解けた爽快感と、こうやって物語は続いていくんだなという嫌な不快感がちょうどよかったです。(笑)

ホラー映画ですが、恐怖するような表現や血の出るようなシーンはあまりありませんでした。どちらかと言えば、「この先どうなっちゃうの」というような不安感が大きいですね。

幽霊モノというよりは、呪術系ホラーということで、アフリカ系宗教のブードゥー教やフードゥーといった呪いが取り上げられていますが、詳しくなくてもそれなりに楽しめます。

中盤以降から怒濤の展開、終盤は衝撃の事実が次々と発覚するので、全く飽きませんでした。

何より、主演のケイト・ハドソンが美しく、恐怖に立ち向かう姿がかっこいいです。よくあれほど勇猛果敢に振る舞えるな、と感心しました。(笑)
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