JTKの映画メモ

山椒大夫のJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

山椒大夫(1954年製作の映画)
4.8
20代後半にシネマスコーレで観て以来約30年ぶりの鑑賞。

優れた映画って、すーっと自然に入ってくる。
コトバは補強にすぎず、まずもって絵(=映像)でわからせる。
映像の説得力が桁違いに凄い。

この映画で描かれるのは、壮絶な、ものの哀れ、や、諸行無常。観てて胸が痛む。
でも、その描かれ方はひたすら美しい。

やはり凄いわ、溝口健二。