2023年5月 アップリンク京都にて鑑賞
原作も安寿と厨子王の童話も何にも知らないで挑んでしまいました。
が、何も知らないが故にどういう展開になっていくのか最後までハラハラしながら観ました。
長…
大映4K映画祭にてシネマスコーレで鑑賞。
とにかく圧倒的な映像の美しさ。森鴎外の原作は未読なのだけど、解りやすい悲劇的な物語。まことに傑作。
中でもよく言われる安寿が身を投じる湖の波紋の美しさは絶…
昔の邦画に対する考えが変わった。言葉とか時代背景とか捉えるのが難しそうで気が進まなかったけど、本作は脚本の秀逸さからかテンポも良く話がすっと入ってきた。あとなんといっても、水面に伝わる波紋が同心円状…
>>続きを読む言わずと知れた名作の映画化。
ゴダールが溝口のことを大好きでリスペクトしていたので『気狂いピエロ』で本作にオマージュを捧げている、ということは聞いたことがあったのでどこに該当場面が出てくるかなと思っ…
このレビューはネタバレを含みます
宇宙一美しい水面と墨汁で塗られた竹林の共存する、神の映画を前にして我々が漏らす感嘆の言辞はもはや何ら機能しない。至宝。
2023,6/1《大映映画祭》@シネマスコーレ
学校を午前中休んで10時か…
平安時代末期。岩城の判官を担うも正義感の強さを疎まれて筑紫へ左遷された平正氏の子供で、いつまで経っても帰らぬ父を訪ねるために母に連れられて旅に出た厨子王と姉の安寿。道中で人買いに騙されて母と生き別れ…
>>続きを読む「雨月物語」「近松物語」に並ぶ溝口健二監督の代表作。すごく観たかった作品なので映画祭で上映してくれて嬉しい!
あと初めて行く劇場だったけどそこがまた雰囲気抜群で面白かったー
本作は説話「さんせう…
このレビューはネタバレを含みます
元々の説話だか古浄瑠璃の「さんせう太夫」も森鷗外も触れておりませんが、こういう神仏信仰・因果応報的な感じは昔から日本人の気質にあるのだろうと思った。あと奴隷管理と見せしめ(焼きゴテ、足を切る、等)は…
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