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コントラクト・キラーのbowcatのレビュー・感想・評価

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)
4.4
殺伐とした作品が続いたので
気を取り直してシュールな世界
アキ・カウリスマキ作品

毎日変わらない単純な書類作業
家に帰って、ひとり義務のような食事
アンリはそんな孤独な生活を続けてきた
そして突然、会社からの解雇通告
予定のない手帳を見て、自殺を思い立つ
しかしどうにも上手くいかず
【殺し屋に自分の殺人依頼を…🙀】

オフビート系が好きな人は推すと思う
アンリは失敗ばっかりだし
殺しを依頼しに行くと、彼らも😵
自分を依頼なんて、滑稽なはなし

でも、臆病でどうしようもないアンリは
いざ殺し屋が来ると、逃げ回ってしまう

そして知り合った花売り女性の家へ行き
彼女に惹かれ、生きがいを見つけて…

さぁ、頼んじゃった、どうしよう?😆

「神を信じなければ、地獄はない」
「わたしを捨てるのは間違いよ
 いや、生まれてきたのが間違いだ」
なんてハードボイルドな台詞も!

アンリさん、死ぬと覚悟を決めたら
積極的になり、生き生きとし出した
そこ🫵

ジョー・ストラマーが歌うパブ
あるんなら行きたかったに決まってる🥲

独特の雰囲気が、カウリスマキの世界
ラストがとても粋
噛みごたえあるグミ味が、癖になる
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