えびちゃん

コントラクト・キラーのえびちゃんのレビュー・感想・評価

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)
4.0
いつでも死ねるという心持ちだった人間も、恋に落ちたら世界が色づく。恋とはなんとちょろいものなのか。でも絶望を抱えた人間を死の淵から救い出せるほどの圧倒的な強さがある。
愛とはなんと衝動的なのか。しかし祖国に見切りをつけさせるほどの圧倒的な強さがある。アンリと逃げようとするマーガレットの「労働者階級に祖国はない」がかっこよく、そして侘しかった。
お花とは生命力の象徴だね。根も茎も切られても、お水がある限り花びらが散るその日まで咲き続ける。2人の男の生と死はまさに花のようだった。
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