はま

太陽が知っているのはまのレビュー・感想・評価

太陽が知っている(1968年製作の映画)
3.0
2本目は1969年公開の今作。
アラン・ドロンでこのタイトル… あの有名な『太陽がいっぱい』にかけているんですね。
というのも、今作での主演と助演が『太陽が〜』の二人再共演。奇しくも役ドコロまで似通っていて、確かに彷彿とさせるけど…

原題は『LA PISCINE』。
翻訳すると「プール」だそうで、本編観ると「まぁ そのまんまですね」ってな感じのタイトルでした←
邦題も素敵だなぁとは思うけど、ちょっと違うかもなぁとも思いました(笑)

バカンスを楽しむ夫婦の元に、妻の元彼とその娘が訪れて… なんて、何かあるに決まってる。
でも、予想よりドロドロって訳ではなくてほんとーに静かに気持ちが揺れ動くんですよねぇこの時代の映画って…。

セリフが多いわけでもないし、終始プールで泳いだりご飯食べたりって感じで… ほんと、こっちから気持ちを汲み取ろうとしないと何にも読み取れない難しさ。
夫婦がお互いに持つ感情(劣等感や愛情)とか、根本的な設定の説明のなさはもう彼らの言動の端々から判断していくしかない。

なので全部を理解できてるかどうかは怪しいけど、彼らにとって大事な時期である事は分かりました。
その転換期で起こった一つの事件。
…んもー またアラン・ドロンに事件起こさすのやめてください(>_<)←

夫婦がお互いに持つ気持ちをどう捉えるかによって見方も変わってきそうだけど、ぶっちゃけこんな男前の夫と結婚してる時点で共感というより「憧れ」になってしまいますからね……
この夫から離れる理由が見当たりません(共感もクソもない)
はま

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