2018年 183本目
とある事情で密室に閉じ込められた5人の男達が、部屋から出られなくなるんだけど銀行が3時で閉まるからそれまでに振り込みに行かないと!今日支払日だから!と焦りまくる一日を描いた経理の人の物語、知らんけど。
邦画の密室のどんでん返し系だと「キサラギ」なんかは大好きなので、そっち系かと楽しみにして観てたのですが、ちょっと感じるモノが違うかった。
登場人物が全てアクが強過ぎて(チョイ役の町の人に至るまで)、架空の町の架空の話感が強すぎた。これだと最後には天井がパカーンって開いて火星人が降りてきて「こんばんは、私が黒幕です、そうです、カイザーソゼです」とか言われても信じちゃうくらいの悪ノリ感がある。
どんでん返し自体はちゃんと事前にこちらに情報を与えてくれてるので、唐突過ぎる感が無いだけに、作品の中の設定をもうちょい現実寄りにしてくれてたらもっと説得力を感じたかも。
あと、どうしてもラスト10分くらいの畳み掛ける感じがしつこくなってしまうな〜。お寿司お任せで食べてたらラストに脂の強いの連続で出されて胃もたれしました、みたいになりかねない危険性を孕んだ畳み掛けですよね。そこを楽しめる方ならめちゃくちゃハマるかも!な映画でした。