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キューブ・ホスピタルのbopapaのレビュー・感想・評価

キューブ・ホスピタル(2008年製作の映画)
3.0
2019年 62本目

元刑事の認知症のお爺ちゃんが介護施設の中で犯罪が行われている!と妄想して、勝手に犯人を捜すお話。年寄りしかいない閉鎖空間の中で出来る事など限られているのに、めっちゃ疑心暗鬼になってくるし緊張感もある。

映画の中で「主人公が忘れる」という設定は、情報が不正確になりがちで、時にはモヤモヤするんだけど、上手く使えばどんどん観てるこちらが作り手の仕掛けた罠にハマっていくので、意外と好き。「手紙は覚えている」「メメント」「アンノウン」なんかもそうですよね。

出てる役者さん達が全員本当に施設にいる人みたいで、演技上手いな〜と感心。精神科病棟や特養施設なんかに出入りする事もある仕事してるので、あんな風に横について来てジーっと見てくる人とか、そうそういるいる!って感じ。

物語、最後の5分までホントはどっちなの?と思わせてくれる主人公の演技にかなり支えられてる部分もあるけど、個人的には好き。
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