タッくん弐

プリンセス トヨトミのタッくん弐のレビュー・感想・評価

プリンセス トヨトミ(2011年製作の映画)
1.9
綾瀬はるかさんがもし近所に住んでいる幼なじみのお姉さんならと正常な青少年であれば誰しも一度考えるのは明白間違いない事実ですが

ちょっと年上の彼女とは親同士も仲のいい家族ぐるみの付き合いですんで常に成長を共にしている形

得てして天然なはるかさんは思春期を迎えた僕に対し全く意識せずに其の豊満なBODYをひけひらかすから僕は何時も戸惑いを隠せずにドキドキの連発そんな楽しい毎日が続くのをちょっぴり変な期待して居た

或る日、雨の下校途中にはるか姉ちゃんがずぶ濡れになりながら傘もささずに家の前で立ちすくんで居るのを見かけ、普段明るくて元気で綺麗な姉ちゃんと違う姿に驚きと違和感で僕が話しかけられないで居ると

ふと此方を振り返った彼女、目には大粒の涙

雨と涙の違いを知ったのは後にも先にも此の時初めてだった

――其れから何年経ったことだろう、高校も出たし大学も出た

今じゃ機械の世の中でおまけに僕はエンジニア

先日久しぶりに実家へ帰ると其処にはそう、はるか姉ちゃんの姿、懐かしさそして相変わらず綺麗な姉ちゃんの姿を見て、僕は舞い上がってしまって昔好きだった事を伝えたんだ

するとはるか姉ちゃんは「えっ? 知ってたよ」と本気なのか、はたまた気ィ使ってくれてるのか理解らないけど不思議そうに僕の顔を覗き込んだんだ

いつかもう少し僕が立派になって自信有る男になったらあの時の涙の理由も聞ける様になるんだろうか

出来れば今度は、はるか姉ちゃんの嬉しい涙を見たいから

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐