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キャプテンウルトラのmitakosamaのレビュー・感想・評価

キャプテンウルトラ(1967年製作の映画)
2.7
東映まんがまつりの1本。新作じゃなくテレビのブローアップ版。2話と5話のバンデル星人の話ね。
問題はさ、2話分の話を一本に再編集してるんじゃなくて、そのまんま2話を続けて流してるんだよ。
オープニング→1話→オープニング→2話。
嘘ぅん!あいだにもう一回おなじ歌が入るの⁉︎
そこはさ、無理矢理でも1本の話に繋ぎなさいよ!

とはいえ東映唯一のウルトラ企画。東映テイスト全開で最高だぜ。
何と言ってもキャプテンの中田博久の人相の悪さよ。ザ・悪代官。
敵はどちらもバンデル星人。4匹分ののスーツを着まわして何匹もいるようにみせてる。
前半の物語は、コメディリリーフの少年ケンジが調子に乗ってみんなをピンチに追い込むんだ。このガキがまた腹たつんだ笑。キャプテンに音もなく背後から刀で斬られたら良いのに。
バンデル星人も悪いが、悪を裁くキャプテンが輪をかけて悪そうなんだよな。
後半の物語はバンデル星人が巨大化。そういうのはカタルシスがあって良いな。
小林稔侍の隠せない黒歴史、海パン宇宙人のキケロのジョーも、宇宙家族ロビンソンのフライデー風のハックも実に牧歌的だ。

映画としてはイマイチだがキャプテン愛を満たすフィルムではある。
あー、テレビシリーズの廉価版DVDボックス出ないかなぁ。
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