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マックスとリリー/はめる/狙われた獲物のmiのレビュー・感想・評価

4.5
根本が何も解決してないどころか、表情にも声にも出さず静かに蓄積していった狂気の果ての暴挙にひっくり返る。
人生にあては無くとも居場所がある半グレ集団とロミーシュナイダーは十分幸せそうに見えるし、彼らの関係性を壊した上で全てを破壊する様がどうしようもない展開になっていて全く先が読めなくてよかった。
肝心の強盗シーンの手際の良さ、風呂場での写真撮影など、いくらでも際立てられるシーンも全体通して違和感なくサラリとやってのけるのが憎い。
それにしてもピコリの顔が白すぎる。
登場人物の9割方が咥え煙草してて、煙と共に画に渋さを与えているし、ずっと煙草吸いたくてソワソワした。


2020劇場鑑賞73本目
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