しがい

キョンシー vs くノ一のしがいのレビュー・感想・評価

キョンシー vs くノ一(2001年製作の映画)
3.1
『霊幻道士』の亜流キョンシー映画。
ていうか霊幻道士の亜流じゃないキョンシー映画なんて無いかっ。
そしたらリッキー・ラウは香港のロメロだな、なんて思った。(言い過ぎ?)

で、タイトルに釣られて観たわけですがコレほんとに2001年の映画ですか?ってくらいキョンシー映画全盛のノリと大差ないんです。
ちょっとは進歩を期待して鑑賞したので残念でした。
ストーリーは前半眠くてあまり理解してないんですが、死体(キョンシー)運び屋が皇帝の密書を持った男女の遺体を移送するよう依頼され、そこへライバルとくノ一が仲間に加わり、黒呪術師や男女キョンシーの間にできた子供キョンシーと戦ったりします。
本作に登場したキョンシーの特徴的なところは、ゾンビみたいに人を食べるところと、交尾()して出産(オギャーとはいかない)するところでした。恐らくキョンシーが交尾()する映画なんて本作しか無いと思うのでこれは貴重です。
スプラッター的なシーンもあったのが意外でした。
タイトルのvsくノ一に囚われがちですが、たまたま戦う場面があるっていうか、ほぼ見せ場は無いです。そもそも霊幻道士みたいなカンフーアクションは見られず儀式ばかりやってます。
でもこの胡散臭いけどなんだか大仰な儀式の風景がキョンシー映画では重要だよねぇ。

良くも悪くも『霊幻道士』の亜流、ということでキョンシー映画は霊幻道士だけ押さえておけば良いジャンルだなぁと個人的に見切りを付けたいと思います…。『幽幻道士』はあまりハマらない派でしたので…。
キョンシーマニアの方だけにオススメします😅
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