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山賊のむすめローニャのkinakoのレビュー・感想・評価

山賊のむすめローニャ(1984年製作の映画)
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スウェーデンの児童文学を映画化した物。山賊の娘に生まれたローニャはしかし山賊にはならないと言う。そこへ敵対してる山賊の息子ビルクと出会い、やがて仲良くなった二人は城を飛び出し、外の世界で暮らし始める・・。スウェーデンの雄大な自然の中で、逞しく子供は成長していく。親が子供にこうあって欲しいと押し付けるのではなく、距離を取りながらも見守っていた。育児放棄と言われかねないけど。灰色男や烏女など異形の生物も暮らしており、人間は一緒に暮らさないが、かといって害するでもなく生きていく。他者を肯定するいい映画。
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