2017.7.16 DVDを再見。
邦題はなんだ?この映画が日本でDVDになってるのに「ジグソー」なんてタイトルでは気が付かないぞ!英題:Eyes of Crystalをいじって「クルスタルの目を持つ人形」なんかジャーロ風でなかなか良いと思うけど。
イギリスでは劇場公開こそなかったけどFright Festで上映され、久しぶりの(アルジェント以外の)ジャーロと期待された。
実際に見てみると「セブン」や「羊たちの沈黙」の路線を狙ったダメ映画ですが、ジャーロと思えば怒りも収まります。
だいたい脚本にアルジェント作品に多数参加しているフランコフェリーニが加わってるし、凄くジャーロ的な感じ。
猟奇殺人を追う展開は「セブン」ぽい、しかし女子大生とのアヴァンチュールなんかを差し込んだりして脱線気味。最初の殺人も「ゾディアック」風で展開に無理やりこじ付けしてるとしか思えない。
本格的に犯人の目的が分かった時もその狙われる犠牲者の人選が不明だったりするところがイタリアらしい。
あと犯人と事件の鍵を握る刑事が親子ほど歳が離れているように見えるのは失敗では無いかな?犯人が若く見えるだけなのか、はたまた刑事が老けて見えるのか。
主人公の刑事役の俳優は自分は知らないけどイケメンでも無いのに映画の中で1番裸を見せる、シャワー浴びたり、素肌にワイシャツ着るシーンがあったり、もちろんベットシーンも。
イタリアでは彼の裸は需要があるのかな?
少なくともこの監督の作品は日本ではこれしか紹介されてないようです。イタリアで頑張ってもっとジャーロを撮って欲しいと願いを込めて0.5+しておきます。