フランコ

私はゾンビと歩いた!のフランコのレビュー・感想・評価

私はゾンビと歩いた!(1943年製作の映画)
4.0
近頃のゾンビときたら目玉が垂れてて、体中腐敗していて、ってグロい死体を想像するが、この頃のゾンビは無表情で無言でまばたきをしないこと以外、普通の人。本作は純白のドレスをまとった美しいゾンビJessicaが何かに呼び寄せられるように徘徊する高尚なホラー。淡々と禍々しいvoodooの儀式を映したり黒人ゾンビが徘徊したりして、説明は乏しい中、ラストには得体の知れない感動がある。ノワール的な展開の謎さも怖さを生んでいる。

冒頭で海沿いを歩いている二人は誰なのか?それまでずっとナレーションをしてたフランシス・ディーに代わって最後だけ唐突に喋る男は一体誰なのか?

2017/11/20 フィルメックス 上映後 黒沢清&篠崎誠トークショー
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