ずこやま

娼婦ケティのずこやまのレビュー・感想・評価

娼婦ケティ(1976年製作の映画)
4.0
DVD化すらされてないこの映画を観れるとは、、U-NEXT に感謝!貧困や状況に翻弄されながらも搾取されず被害者仕草もせず不屈の心を持って自分であり続ける女性の物語は、まさにヴァーボーベン的フェミニズムで超傑作のブラックブックのルーツ。このテーマ・展開で悲壮感を出さないのはさすが。露悪的描写も満載で楽しい


以下備忘録ネタバレあり
・わんこかわいいなぁからの溺死でトイレにポイ。ドン引きである
・硫酸入りの染料に素手で作業。すぐ慣れるよって無理やろ。パン溶けてるし。その後の顔面ダイブで失明に唖然。
・影絵遊びしてたら×××が乱入してのあの展開。ドン引きである
・満を持して登場するルドガーハウアー。かっこよすぎ。50セントじじいへの対応は溜飲が下がりまくり
・貧困無計画子作り毒親に「無計画に子供作んな!」&前蹴りで絶縁宣言。最高。
・クライマックスの暴動シーン→貴族の家に行っての突然のブツぎりエンディング。家の主人に対し、階段での位置関係で主人公の心情を表現する演出はベタだけどよき。唐突すぎるラストけど実話ですのテロップに驚愕。
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