Aya

THE ROOM 閉ざされた森のAyaのレビュー・感想・評価

THE ROOM 閉ざされた森(2006年製作の映画)
1.5
#twcn

監督は頭がおかしい。主人公のジェームズのように。
「才能がない」と評するには生温い。

日本だとソフトスルーされて、レンタル店のホラーコーナーの片隅に置かれ、棚にあるソフトをほとんど見つくしてる人が手に取る系です完全にw

なのでレンタル落ち好事家しか手を出さなそうなホラーを2本タダで見繕ってきました!(その魔法のからくりは下に書いておきますので、京都在住の方は必見!)

ホラーやサスペンスなどいわゆるコレ系のイギリス人監督サイモン・ラムリーの2006年の作品。

原題「The Living and the Dead」

そこそこ最初は精神に異常を来しているように見えたが、どうも年齢にそぐわない様子の障がいのようなよくわからない青年ジェームズ。

超豪邸、ってかもはや城に住む父のドナルドには高圧的に育てられ、毎日テキトーな量の薬とスーツを欠かさないが外には出してもらえないし誰にも合わせてもらえない。(え、ドクターは??)
なぜか液がすでにセッティングされている注射器が冷蔵庫に備え付けられ、ジェームズは自分で静注して失神。

母のナンシーは寝たきりの重い病。
とても広いお屋敷で且つ病人がいるのにハウスメイドもヘルパーもいないという摩訶不思議な1階には車椅子が無造作にに転がっている。

屋敷は夜の照明とか手入れされた庭園も含めて観光地か?!って感じだけど、バスタブはごく普通で猫足じゃなーい!
しかも水が錆々ー!
そしてとても狭いキッチンに地下道まである。

すまん!いまんとこなにもわかんねえ!!

そして、父が急な出張にいくことになりジェームズは母の看病をかって出るが「お前は自分の面倒もみられない」と一蹴。
急遽ナースを雇うが・・・。

次の日、朝早く父は出かけ、家中の内鍵を締めまくり、ナースのエアリーを屋敷へ入れないようにするときのジェームズはそこそこ俊敏だw

ジェームズは「急に来れなくなったと電話が来た」と見え見えの嘘を付き楽しそうに母の看病を始める。
彼は以前から、自分にだってできる、認められたいと叫ぶ。

ちゃっかり家の電話の受話器を外し自分と母以外誰も寄せ付けない空間を作り出して意気揚々のジェームズ。
しかし不安定な彼に重病の母の看護などできるわけもなく、トイレにいくのもお風呂に入れることもとんでもない苦労でアクシデントに取り乱しまくる。

母は乱暴な介助、裸を見えられることや下のお世話もろくにできず必要量の薬を無理やり飲ませられるなど凶行の数々で命の危険をも脅かす息子に恐怖しかない。
てかどう考えても死しかない。

そこへ・・・。

この辺からわりと興味がなくなり、ぼんやりしてしまったけど、連休最後の夜にちょっとだけでもぼんやりできたから時間の無駄じゃなかったかも。

父ちゃんの件が贖罪として少しだけ結論めいたものにたどり着く気もするが、だからといってこの映画自体がどうのこうの、という感想は変わらない。

ジェームズの脳内を表現しました!って感じの不快音と早送りシーンのサイコ描写がちょいちょい挟まりますが、この手の演出は確か2000年頃流行ったと思うけど、この映画は2006年なので遅い。
物語的にも意味がない上、スパイスにもならないダサさ。

完全に狂ったジェームズが注射器を腕に3本刺してその上から叩きまくるというゴア描写だけはいい感じでした。

しかしジェームズの話し方はめっちゃポシュいな。
レオ・ビルの完全に度を越したメソッド演技はかなり評価できるものの、それ以外に魅力はない。
私はRADAを頑なに信じると心に決めた・・・。

コレと交換してまた別のゴミ映画見よう!

あの、京都のミニシアター出町座さんのある升形商店街に中古の本やCD、DVDを扱っているお店があってDVD(たまにブルーレイもある)はどれでも1本250円なのね。

ここかなり頻繁に棚の入れ替えが行われるので店頭に並んでいないストックが相当あると睨んでおりましてマメにチェックしてるのですが、私的に何が一番ありがたいかってDVDとかブルーレイを2本持っていくと1本の新しい商品と換えてくれるのよ!!

つまり、今日ゲットした2本でレンタル店片隅系ホラーをまた1本見れるというサイクル・・・。
ここに私が手放したソフト相当数あるわよ?!

だからここで「Primer」も2本で500円、1本タダでゲットしてるんですけど「TENET」効果か知らんが今、Amazon先生にも在庫ないのね。
一時期レンタル落ちで8000円の値段が付いてましたね。

相変わらずFilmarksの感想は「わからない」しか書いてない・・・。
大丈夫。
正解がわかってるの監督だけだからw
そんなシェーン・カルースがなぜ今年のタイミングでアカデミー賞会員(しかも脚本家部門)になったのか謎すぎる。


日本語字幕:
Aya

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