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霧の音のhummingbirdのレビュー・感想・評価

霧の音(1956年製作の映画)
4.5
これは傑作ではないかな。上原謙と木暮実千代がすれ違うメロドラマだけど、四幕構成で2人の関係のわかれ道を切り取る脚本が見事だし、結末もよいと思う。
本筋を邪魔しない程度に横移動するカメラもいいし、自然の風景や孫が祖母を背負うような何気ないシーンが琴線に触れてくる。
浦辺粂子の「パッパ」がかわいいと思っていたら、後から泣かされた。

「女優で見る〈大映〉文芸映画の世界」@神保町シアター
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