1885年アメリカ、ネバダ州が舞台の西部劇。
私刑、冤罪、群衆心理の恐ろしさを描いている。暴徒化した人間はバケモノだ。
この映画のクライマックスは、ヘンリー・フォンダ演じるギル・カーターがマーティンの手紙を読むところ。
「人が誰かに私刑を行う時世界中の皆が傷つく。すべての法を破るからだ。」
「法とは正義のすべて、そして善悪のすべてだ。法こそが良心なんだ」
死を前にした人間がこれほどの言葉を書けるのだろうかという疑問はさておき、とても説得力があった。
法曹界に身をおく者、または目指している人たちに是非観てもらいたい映画。