Momo

黙して契れのMomoのレビュー・感想・評価

黙して契れ(2010年製作の映画)
5.0
Filmarksを愛用して約5年、
ついにマイベストムービーを総入れ替えする日が来ました。(一位以外)

エンドロールかと思うくらい長いクレジットで始まる冒頭。
ライトテイストなのだけど、どこか寂しくて悲しげな旋律をバックにゆっくりストーリーが進み出す、、、
あれ、これって???となった方はさすがです。ニューシネマパラダイス感たっぷりな出だし。
開始3分で心惹かれました。(※ニューシネマパラダイス同様に)

中身のつまった1時間半。何から書けばいいんだか、、
とりあえず多くは書きませんが、1つだけ。
誰も悪ではないのに、解決できない、どうにもできない出来事が起きてしまう、そんな世の中に対する監督の叫びが聞こえたような気がした。

ガトを救った時の冒頭のお母さん、手を胸に祈っていたhermano、2人とも同じ目をしていた。少しだけ希望を感じた瞬間。

まさに隠された名作、いや隠されてほしくない名作、です。

p.s.
-ガトがビデオテープを入れる時とそのスイッチを押す時の音が好き。
-ベネズエラ行きたいとかもう軽々しく言わないようにします。
-鑑賞後に知った原題hermanoの意味、大いに納得。とてもしっくりきました。今回ばかりは邦題に文句言いません。なぜなら原題の意味を知る喜びを教えてくれたので。
-興奮伝わりましたでしょうか?観てない方にはぜひオススメしたいです。
Momo

Momo