イペー

裏切りのサーカスのイペーのレビュー・感想・評価

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)
4.0
メガネは謎の一部です!

東西冷戦の時代、英国秘密諜報部(サーカス)の内外で巻き起こる、陰謀と裏切りのドラマ。

何を言ってもネタバレになっちゃいそうだなぁ…。
引退した老スパイが、組織内に潜む二重スパイを見つけ出すために頑張る、っていうね、そんな感じですかね。

多くの方が仰る通り、一度目の鑑賞では大まかな流れと、主要な登場人物の人物像がおぼろげに把握できた程度。

アイツとアイツが対立して…アイツはアイツに利用されて…。

複雑に張り巡らされた伏線や、交錯する国家と組織の思惑、さらに個人の感情まで絡み合っています。…難解!

悔しかったので、翌日、二度目の鑑賞。
改めて緻密な脚本と、豪華俳優陣の繊細な演技合戦に感嘆することしきり。

ナルホド〜!そこでその表情を見せたのはそういう意味だったのか‼︎

完璧とは言えないまでも、結構細かな部分まで納得することが出来ました。
同じ映画を二度続けて観るなんて、あまり無いんですけどね…。

ゲイリー・オールドマン演じるスマイリーを始め、オッサン達が皆シブい!
個人的にツボだったのはマーク・ストロングですな。まあ詳細はアレですけども…。
(色々言いたくても言えない!)

謎に満ちたストーリー。冷徹なプロフェッショナルたちは、観客にも隙を与えてくれません。
そんな彼らが垣間見せる人間臭さこそが本作のカギ。

愛情、名誉、忠誠心…。
諜報員としては弱点にもなりかねない部分が、彼らの行動を縛り、同時に彼らを行動させる大きな理由にもなっているのです。
東西冷戦、そしてスマイリーと妻の冷戦も重要なポイントですね。

ラ・メールが流れるラストのシークエンス。
コチラの理解度に比例して、得られるカタルシスは倍増することでしょう。
…思わず拳を握り締めてましたね、自分は。
脳ミソ振り絞った甲斐があった‼︎

無駄なセリフやシーンは全く無し。
重厚で激シブな男達の描いた絵。
是非とも、集中力をフルに発揮してご覧頂きたい!

…コードネームって、かっこいいですよね。変に意味を持たせず、無味乾燥な方がイイ。
自分だったら…"白米"とか"玄米"とか?
"胚芽米"…いや、"発芽米"ってのもアリだな…ブツブツ…。