決して細切れでみちゃいけないやつです。時は冷戦真っ只中。対立は米ソだけでなくかつての盟主大英帝国もここにありって事でイギリスの秘密情報部のお話です。
アメリカに何とかして取り入ろうとかそのあたりは、現在に至るイギリスの立場を表しており物悲しくなりました。
しかしこの手のスパイもの、特に二重スパイなんてのは手に負えないほどややこしい。真剣にみないと全くついていけない、ということで2度見ることになりました。全体として絵のテイストやゲイリーオールドマンやコリンファースといった役者がくすんだ画面の中で疲弊した表情とトラディショナルな出で立ちにブリティッシュを感じとてもよかった!
ふと我が国のことを考えると、こういう情報戦には全くついていけないんだろうなあと。きっとこういう人材が全くいないんじゃないかと。東西が冷戦でガチンコでやってた時日本はきっと蚊帳の外だったんだろうとおもいました。