上海十月

裏切りのサーカスの上海十月のレビュー・感想・評価

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)
4.3
ここまで来ると冷戦時代のスパイ物は、時代劇だなと感じる。誰が「もぐら」なのかを調べる首を切られたスパイ。複雑に絡み合うため途中何だったんだと思考が止まるが、ゲイリー・オールドマンの静かな演技で見入ってしまう。残酷なシーンは、ほんの1秒程度だがかなり作りこんでいて印象に逆に残る。そしてサウンド効果が不安をかきたてる演出で飽きさせない。久方ぶりに面白いスパイ映画でした。原作者のル・カレは、まだ存命中なので驚いた。
上海十月

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