プリンス

暴行魔ゴリラーのプリンスのレビュー・感想・評価

暴行魔ゴリラー(1969年製作の映画)
3.0
ちょっとした手違いと、オトナの諸事情により暫く留守にしておりました。失踪中にも関わらず、バカなレビューに大量のいいねやフォローを頂きまして感謝の意でございます。帰ってきたプリンスです。
久しぶりではありますが、ハンドスピナーと岩崎宏美の万華鏡のおかげで集中力は抜群となっております。さて、本題のリハビリ映画であります。やりました「暴行魔ゴリラー!」私ぐらいになりますと、この文字の羅列をジーっと見ているだけで悦に入れる訳でございます。
とある病院に勤務している医師、クローマン先生と白血病で余命幾許もない息子ジュリオの哀しいお話となっております。愛しい息子をなんとしても救いたいとゆう、親心。ゴリラの心臓を移植する決断をする訳で御座います。なんせ白血病ですからね。深妙な顔をしたバカな助手と共に動物園でゴリラ泥棒をするとゆう、涙の麻酔銃であります。松田優作を彷彿とさせるゴリラの倒れ方に注意。そして自宅地下のプライベートオペ室にて、まるで人が入っているかのようなゴリラを銃殺。割とラフな感じで心臓移植手術はいとも簡単に成功。これは名医!
汗ばんだ助手の喜びの叫び、ミラキュラース!ミラキュラース!のなんと素晴らしい発音!
しかしながら、ドナーとのマッチングの問題でしょうか、寝ているジュリオの顔が、あらら、、目が霞む、、。ボワワ〜ンと気がつけば、いくらか野生的に。そして体つきまでも急にプロレス体型に!ジュリオの要素もゴリラの要素もまるでゼロ。ゴリラー誕生であります。先生曰くゴリラの心臓とゆうのは、人間にはパワーがありすぎて脳圧が上がり過ぎたとの事。そこ大事っ!!
そして、驚異的な回復をみせるジュリオ君。ワシントン条約もなんのそのと、元気ハツラツに窓を突き破ってスタコラと脱走。手始めに婦女暴行。夜の公園での青姦カップルにも寝取りプレイで叱咤激励!これはさすがにまずい訳であります。クローマン先生も苦渋の決断。今度は入院中の女子プロレスラーから心臓を拝借するとゆう、それがアリなら順番が逆でしょうに。なんとも大陸的な発想で御座います。よって、ゴリラ的要因はこれまで。2回目の手術もカジュアルな感じに、あっとゆう間のミラーキュラス!!今度こそは大成功に思われましたが、ここから先は理由無くゴリラーね。特に理由も無く人様の首の皮を剥いだり、髪の毛をズル剥いたり、首を引っこ抜いたりと、変な感じの殺戮を繰り返す訳でございます。物語中盤、警察の偉いさんが、こんなバカバカしい話があるか!などと怒っておりましたが、そこで私も我に返って一旦再生を止めました。仏壇の前で先祖に赦しを乞うてから、続きを再生。我慢して観る事約80分。警官隊とタイマンを張るゴリラー氏のアクティブ&バイタリティを見せつけられ、グウタラな毎日を過ごしている己を反省した次第であります。そしてしっとりとした、ありがちなエンディング。メキシカンクラシックとゆう事もありますが、現代の目線で行きますと想定の遥か下を行く作品です。絶妙な間を無理矢理楽しめる人や、疲れきったお父さん向けのちゃんとした映画でありました。NC・NRでお願いいたします。それではまた!
プリンス

プリンス