ハネケでカフカ
おぉ…全然分からん(笑)
分かるようで分からんのです。
終始、本筋に近付きそうなのに実は遠ざかっている、ふわふわした不思議な作品。
漸近しても決して交わらない人々。
ん~これは、どうしたら良いのだろうw?!
原作未完で未読。
600ページにも及ぶカフカな世界を、忠実に映像化したそうです。
ト書きが朗読され、読書しているような映画に感じました。
"城"に招かれた測量技師K。
麓の村に到着するが、何故か城へ行けない。
許可証が必要なのだそう。
え、呼ばれたのに許可証が要るの?
では許可を出す人に会おう。
ん?その前に伝令が??
遅いので泊まる場所を…
え、君の家に??
挙げ句、校務員として働くことになってしまい……
いつまでたっても城に行けない!
そんな作品w
村人とも打ち解けそうで打ち解けられないKは、いつまでも孤独。
村には村の決まり、歴史、やり取りがあって、微妙に世の中の常識からズレているように感じる。
そんな小さなズレがずーーーっと続き、そして唐突に
An dieser Stelle endet Franz Kafkas Fragment
(カフカの草稿はここで終わっている)
と出て終了。
えぇぇ……………
冒頭に戻りますが、全然分からんでした(笑)
淡々とズレ続ける人々の描き方は、ハネケにとても合っていると思います。
ハネケとカフカ、合うな♪
何度か観ないと理解出来なそうだけどw