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カフカの「城」の一のレビュー・感想・評価

カフカの「城」(1997年製作の映画)
3.5
『ファニーゲーム』『ピアニスト』のミヒャエル・ハネケ監督作品

究極の不条理
といっても派手な演出はないので、胸クソ悪いという感じではなく、他のハネケ作品に比べると地味

城に入ることを拒まれて以降、目的を全く果たすことなくただただ時間だけが過ぎていく
劇的なことが起こらない分、妙な不条理さでリアルに話が進む

もはやハネケ作品ではお馴染みですが、実生活でも夫婦だったウルリッヒ・ミューエとズザンネ・ロータが演じています

未完のまま終わっている原作をどう締めくくるか
未読ですが、原作にとても忠実に作られているということです

元々はドラマとして作られた物らしいですが、無駄なエンタメ排除され、これまでの作品と比べても遜色ないハネケ監督の作家性を兼ね備えた作品でした👌🏻

[Rotten Tomatoes 🍅-% 🍿50%]
[IMDb 6.6 / Metascore - / Letterboxd 3.1]

2020 自宅鑑賞 No.361 GEO
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