シュトロツェクの不思議な旅の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

シュトロツェクの不思議な旅1977年製作の映画)

STROSZEK

製作国:

上映時間:110分

4.0

「シュトロツェクの不思議な旅」に投稿された感想・評価

marumame

marumameの感想・評価

3.8
なんと言ったらいいんだ!!
ブルーノの演技にしこたまやられた……ドキュメンタリーなの?と勘違いしてしまうくらいの自然な表現とゆうかしぐさとゆうか……
最後のブルーノがたんたんと行動していく映像はいつまでも忘れられない……
非の打ちどころなく、むちゃくちゃよかったです。挙げたらきりがないし、言うことないね。気になって探してたらこんなん見つけた。https://www.youtube.com/watch?v=UEyyV_XnV14もお凄すぎだよ!人類の先端がここまできたものを感動もせずに知らぬまま死ぬとこだったよ。これで心おきなく、あとは全部AIに任せられるね。
もう借りに行くのもめんどいのでうちにあるDVDをダラダラ観てるんですが、やっぱいいねこれ、ヘルツォークのなかではかなりお気に入り。カスパーハウザーより断然好き。
シュトロツェクさんの歌が気に入ってCDを買おうとしたがamazonになくて、よくわからん海外のレコードサイトで見つけたけど日本に発送出来ないから断念。どっか取り寄せてくれないかな…
イアンカーティスが死ぬ間際に見ていた!みたいな伝説は信用してはいけない。
odoro

odoroの感想・評価

4.5
ブルーノが老人と娼婦の三人でベルリンでの現状から脱け出すため、アメリカへ渡る。
全く感情を出さないブルーノ。どこまでが演技なのかわからない不思議な魅力。非情な現実とユーモアのある台詞が切ない。
もぐ

もぐの感想・評価

4.2
あああああああ!と言いたくなる。
輪廻。

ドイツ映画で1番好きかも。
デヴィッドリンチのオールタイムベストだって。


・オークションでの早口
・動物を使ったゲームは昔の映画によく出てくる。
Yuya

Yuyaの感想・評価

4.0
リフトに乗る度に 鮮明に思い出してしまうのが これ
ドイツ映画 ヘルツォーク
このワードだけで 観るべき映画の条件は揃ってしまう安易な自分が ちょっと疎ましかったりしつつも 自分がどこにいても 場面がどこに移ろうと その傍らにいさせられるようなリアリティは もはや快感でもあるんだなぁ
でも圧巻なのはブルーノ 彼の人となりを思えば もはやちっとも演技じゃないのかもしれないけど 兎にも角にも彼だけ現実から切り取られたように浮きっぱなしの存在感
怒りも悲しみも優しささえ極限まで抑え込んだ感情は なんだか観る者の心を瞬間的に引き込む力が働いてる気がする

しかしアメリカってのは今も昔も 眩い煌めきを見せながら 根こそぎ希望を奪ってゆく国なんだなぁ…40年も前もやってる事はサブプライムローンとなんら変わりないじゃん
黒主任

黒主任の感想・評価

3.4
物悲しいし救いもないのだけれども、不思議と惹き付けられる。最後はああするしかなかったのかなぁ…
梅田

梅田の感想・評価

3.6
邦題通り不思議な映画ではあるけど、「不思議な旅」なんて邦題から想像されるような呑気な映画ではなく、一人の男がただ全てを失っていく物語。ラストの「循環」、そしてそこからの脱出は衝撃的だった。しかし、ただ悲壮感ばかりがあるわけでもない。巨大なトレーラーが画面左側から切り込んでくるショットや、ラストの動物たちの奏でる音楽のシーン、あるいはシュトロツェクがチンピラになされるがままのシーンなどなど、忘れられない部分がたくさん。まだ鑑賞2作目だけど、ヘルツォークって人は絶対どこかおかしい。
umd

umdの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりバットエンドかー。
厳しいなー。
めちゃくちゃ感情移入したのに。
キャラクター描写が超秀逸で最高だったのに。
最後、リフトの頂上で馬鹿みたいに銃を発砲しながら踊ってて欲しかったなー。
3104

3104の感想・評価

3.8
ヘルツォークが思い描いたアメリカへの憧憬と、やがて感じた失望が色濃く反映されている(であろう)作品。

ブルーノ・Sが『カスパー・ハウザーの謎』に続き、ヘルツォーク作品2度目の主演。なんでも彼は本職の俳優ではなく、普段は路上で演奏し身銭を稼いでいたという。さらに若い頃は「施設」内で外界と隔てられた暮らしをしていたそうで、どうしても今作の主人公シュトロツェク(や、前出演作のカスパー・ハウザー)の境遇と重なって見えてしまう。

そんな彼≒シュトロツェクに物語は救いや癒し、希望や赦しを与えることはしない。ベルリンで痛めつけられアメリカに渡る。希望の国アメリカ。しかし九官鳥は失われ、愛する人も去り、住む家まで取り上げられてしまう。

ほうぼうの体でカナダにたどり着いたシュトロツェク。
ここで物語は「回転」をする。
回りながら燃えるトラクター、鳴き続けるニワトリ、ピアノ、ウサギ、サイレン・・。
レコードの終わりに施されたエンドレスループの仕掛けのように、狂ったように同じ音を再生し続ける。

この世界は終わらないのだ。彼自身がレコードから針を上げるまで。ならば取る方法はひとつしかない。