フリー・ゾーン 明日が見える場所の作品情報・感想・評価

「フリー・ゾーン 明日が見える場所」に投稿された感想・評価

Risa

Risaの感想・評価

3.2
しばらく前に観たんですけど、残念ながら宗教知識の無い私には感じ取れない壁を感じました。

フリーゾーンとは自由貿易地域を意味します。パレスチナ問題が背景の最初から最後まで暗くて湿っぽい内容です。

入り込めなかったとは言え、最後まで観たのは なんと言っても あの凄まじいオープニング。
歌の歌詞が恐ろしく、『お父さんが市場で安く買って来た子羊を、待ち伏せしていた猫が喰い殺す、〜肉屋が牛を殺しにやって来る、その肉屋を...』みたいな、怖すぎる歌詞なんです。人身売買の歌でしょうか。兎に角 救いようの無い歌なので、救いようの無いパレスチナ問題に喩えてるのか。

それを 暗い声で女の人が歌い続けてる音楽の中、ユダヤ人役のナタリーポートマンの死んだような目から化粧が崩れ黒い涙と鼻水を流すドアップ。冒頭10分ほど これがまぁ、強烈なんです。

ナタリーポートマンみたいな有名女優が、こんな映画に出ていることは 好感的ですね。彼女はユダヤ人ですし。

エルサレムの嘆きの壁付近で撮影をしていた為にユダヤ教から非難されてカットしたシーンがあるのだとか、もしかして、これほどに 入り込めないように仕上がってしまったのには、カットされすぎた背景なんかがあるのかなと 勘ぐってしまいます。。

ラストでまた あの音楽がかかります。
歌詞の続きが出て来ます。『羊は私』と。

何の解決の無い 今を写した不安に溢れかえった現地の人間をリアルに表現してるんだと思います。ドキュメンタリーな要素を持ち合わせてました。

ヨルダンのフリーゾーン(自由貿易地域)に着きさえすれば、解決するから と向かうのに ついたところで何も解決しない現状。
なんてことでしょう、ここで 難解に持っていくなんて 良いセンス、、だなんて言ったらダメなんでしょうけど、なんせ リアルなことなので、、

宗教、人種、言語、文化の壁からのフリーゾーンを捜して彷徨う人々の様に見えます。ぞっとします。
sugi

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3.0
ナタリー出てたっけ?ガソリンスタンドのシーンしか覚えてない
リベンジしたい
イスラエル人とパレスチナ人、女性ふたりの延々と続く口論。双方の言い分が平行線で絶対に決着がつかないと思われるその様子は、パレスチナ問題の根深さを象徴している。

イスラエル?の童謡が流れる中、ナタリー・ポートマンがアップで映され、5分くらい泣き続けているオープニングシーンは秀逸。

ずっと聴いているともうやめて〜〜と叫びたくなる、堂々めぐりのブラックな童謡。
そして因果は果てしなく巡る…
和解の日なんて、来るのだろうか…

なかなかの良作だと思う。観てよかった。
cinefils

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3.7
冒頭で流れる歌は過ぎ越しの祭りで歌われているトラディショナルソングを改変した歌だそうで、イスラエル国内で論争を起こし、放送禁止になったという。イスラエルとパレスチナの終わりの無い紛争を嘆いた歌で、この映画もその線に沿った寓話になっている。

なぜ息子が火をつけて逃げたのかが語られないため、ストーリー的にモヤモヤするのだが、それも含めて寓話っぽい。

それにしてもギタイはオーバーラップが好きだなあ。
taka181

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2.8
難しい。
ひかり

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2.3
役者たちの表現力が凄まじい。ストーリーはよく分からなかったけど、とにかく女優陣の演技がすごい。言葉なしに、表情と雰囲気だけでひたすら泣き続けるナタリーポートマンのオープニングと、ハンナラズロとヒアムアッバスがひたすら口論するだけの(途中で字幕も消えてオープニングと同じ音楽が流れる)のエンディングは、とにかく女優陣の演技力に圧倒された。
ひろ

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2.6
アモス・ギタイ監督・脚本によって製作された2005年のイスラエル/ベルギー/フランス/スペイン合作映画

第58回カンヌ国際映画祭女優賞(ハンナ・ラズロ)を受賞した

イスラエルのアモス・ギタイ監督の作品は、日本ではほとんど劇場未公開なので、日本では無名に等しい。毎回のようにカンヌ国際映画祭に作品を出している監督だから、ヨーロッパでは知られているのだろう。そんな監督がイスラエルの現実を描いたメッセージ性のある作品だ。

レベッカを演じたナタリー・ポートマン。彼女自身がユダヤ系アメリカ人で祖国がイスラエルなので、この役は彼女そのもの。すでにスター女優だった彼女がこの作品に出演したのも、彼女のアイデンティティを示すためだったと思う。ナタリーは3歳からアメリカで暮らしているけど、今でも祖国はイスラエルだと言っている。

そんなナタリー・ポートマンを差し置いて、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したハンナ・ラズロ。見た目はただのおばちゃんなのに、演技がおばちゃんの演技じゃない。すごいおばちゃんだ。フランス映画とかで見かけるイスラエルの女優ヒアム・アッバスも演技では負けてなかった。

女優3人の演技は文句なしなんだけど、肝心のストーリーが頭に入ってこない。表現の仕方が独特なのと、物語を語りきらない展開だけに、イスラエルをよく知らない人には難しい。それでもイスラエルの現実を世界に発信するという意味では、重要な作品かもしれない。ナタリーが泣き続けるオープニングと、変な終わり方は印象的だった。ナタリー・ポートマンが好きなら観てもいいんじゃないかな。
てぃだ

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3.0
OPがとても強烈。ひたすらナタリーポートマンの顔のドアップと泣き顔だけをじっくりとじっくりとねちねちと見せる。なにこの迫力満点な顔
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