ヴェンダース、 ニコラスレイに寄り添う
ヴィムヴェンダーズ監督。
ニコラスレイについてのドキュメンタリー。
ニコラスレイはアメリカのあんまりメジャーでわないが、熱狂的ファンの多い映画監督。
私も「理由なき犯行」「夜の人々」しかみたことない。
本作は病弱なニコラスレイにひたすら見つめた、寄り添うようなカメラにヴィムの思いが集約されているかのようだ。
今うつしてるひとはあのニコラスなんだよと。
ニコラスはカメラサービスなど一切無く、老体のペース。
ティーチイン風景や話しするのも少しうざそう。
ヴィムのニコラスをカメラ内に閉じ込めたい思いが静かにがんじがらめにする冷たいドキュメンタリー。
「東京画」とまた違う姿勢が面白い。
(対象が生きている死んでいるの違いがあるが!)だからこそ、素晴らしいのかも、うざがられても、撮るそれがすごいんです!
2009年3月21日 17時00分レビュー