さかい

J=P・ベルモンドの エースの中のエースのさかいのレビュー・感想・評価

4.5
WW Iのエースパイロットにして母国フランスではボクシング選手のジョー
1936年ベルリンオリンピックではフランス代表チームのコーチとして参加し、そこで騒動に身を投じることになる。

ベルモンド特集2、五作品の中でこれが一番面白かった(第1弾は全スルーしてしまった…勿体ない)
テーマ曲がいい。レトロな飛行機で空をかける場面にぴったり。トップガン2も楽しみだけど、この辺の時代の飛行機映画とかももっとみてみたい

クマ注意の看板で前フリされてても、実際出てくるとやっぱり笑う。いや子熊は親熊に返してやれよ!…と思ったが、ジョーはなんかいい話風にこじつけてまとめ。ハト、ウシ、アヒルなど他にも色んな動物さんが活躍

「芸術家を取り締まるのは危険な兆候」というドイツ将校の台詞や、
1936年ベルリン大会で初めて行われた聖火リレー、ナチスがプロパガンダのためにデッチ上げた聖火リレーのばか騒ぎぶりなどはこんにちにも通ずる示唆が感じられる。
本作はヒトラーをギャフンとヘコませてめでたしめでたしだがまだ1936年。笑いごとじゃない世の中になるのはこの先
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