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玄海遊侠伝 破れかぶれのshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

玄海遊侠伝 破れかぶれ(1970年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

お竜ーーーー!!!(号泣)

全俺が泣いた。
北九州の怖い人達のお話。
北九州には「若松」という場所があって、その土地を吉田磯吉という実在の人物がまとめていたらしいのであるが、その人物を勝新が演じて、悪いことしようとする組と喧嘩したりする吉田磯吉の伝記的映画。
この吉田磯吉という人は最終的に国会議員にまで登りつめたらしく、近代ヤクザの祖とからしい。そもそも近代ヤクザって何よ!

自分の半生の脳ミソでは映画の細かいところが分からず、結構ボーッとしてしまったのであるが、殴り込みを仕掛けるシーンで男達が命を顧みずに気勢をあげるところとかはブルっときた。

そして、何より磯吉と結婚できなかったお竜が切なかった。磯吉の姉貴が臨終間際に余計なこと言うから!と自分はヤキモキしたが、男と女の惚れた腫れたは切ないとぉ(博多弁)。
磯吉と結婚の誓いをした夜には「若松ってホントに良いところねえ!」とキラキラだったお竜が、数年後、磯吉が他の女と結婚したことを知ると「若松ってホントに汚いところねえ…」とこぼす。
お竜ーーーーー!!
こらえてくんさい、こらえてくんさい!(何弁?)
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