日向日向

呪われた毒々魚〜人類滅亡の危機〜の日向日向のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

バラクーダなんていなかった、いいね?

サメ映画っぽい特撮だろうと踏んで視聴したらガチガチのサスペンスホラーだったでござるの巻。1974年放送時以降、一度もビデオ化されていないらしい本物のレアもの。

化学工場の海水汚染を調べるために海に調査に来ていた海洋学者と工場に不信感を抱く捜査官が協力していると、なにやら人を襲うバラクーダが現れた、と言った話です。
よくあるサメ映画よろしくの展開だと僕も確信していたのですが、最後の30分で急展開。
相手は化学工場ばかりと思っていたら、まさか敵は企業どころか政府そのものだというえげつない展開が繰り広げられます。
序盤のよくわからない街のみんなの様子がおかしいがここに来て響いてくるのは流石に予想できませんでした。

もう終盤がやばい。
追い詰められた主人公らが最後、援軍が来て安心したかと思いきや、それさえも政府の刺客で、お前は知りすぎた的に感じで殺されてエンドロールですからね。
もう、王道展開なんてクソくらえみたいなストーリーですよ。魅せ方が上手いのもあって、なかなかに面白いんですよね。
予想だにしない名作でした。
日向日向

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