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天使の顔のMoonRiverのレビュー・感想・評価

天使の顔(1953年製作の映画)
3.8
裕福なお嬢さんのJ•シモンズは継母が大嫌い。継母の部屋のガス漏れ事故でやって来た救急隊員のR•ミッチャムと恋仲になり自宅の運転手として雇うまでに。
しかし彼女は継母を殺そうとしてるのではないかと疑い始めてから…

今まで観たフィルム•ノワールで一番ショッキングな映画でした😣
あの綺麗なジーン•シモンズがこんなファム•ファタールしてるので余計に怖い。まさに天使の顔をした小悪魔。

何でそうなったのか見終わってから同封されてた解説を読んでわかりました。

当時のRKOのボスといえばあのハワード•ヒューズ。
そのヒューズと揉めてマジギレしたJ•シモンズは女性の命とも言える黒髪をバッサリ切って対抗(あんな可愛い人がそんなことするって想像出来ん)。
しかしそんなことでへこたれる大富豪ヒューズではなく、拘束期間が18日間しかないJ•シモンズに黒髪ロングのウィッグを被らせて(それで観てる間違和感あったんや)撮影するという大役を無理矢理任されたのがO•プレミンジャー監督だったという本編以外にも面白い出来事があったみたいです。

伝え聞くところによるとこの映画をジャン=リュック•ゴダール監督が気に入ってるとのこと。

プレミンジャー監督の"悲しみよこんにちは"のストーリーはこの映画と被るとこあるし、たまたまにしても主演女優は"ジーン"•セバーグ。ただこちらは真逆のセシルカットやったけど。
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