アァーーーーーー

左利きの女のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

左利きの女(1977年製作の映画)
4.4
ヴィムベンダースの作品だとずーーーーっと思ってたけど、違った。。。

「ベルリン天使の歌」と「まわり道」の脚本を手がけたペーターハントケの監督作品。

翻訳家の女性が夫との生活に何かを感じて別居。
そこに子供と夫、父ちゃんと親友が絡みながら、ある一つの田舎街で3月、4月、5月と、その生活基準を切り取る。

非常に難解なカット割りと進行。
そのカットの繋がり。
それは動くものや同じような風景を関連付けて重ねて連なっていく素晴らしさ。
兎に角話が頭に全然入ってこないぐらい、カットの繋がりとミリ単位のタイミングに魅了されつつ、たまに全く意味のわからないカットが入ったりするのと、理解するまでに時間を要するような展開でさえ矢継ぎ早にカットが次々進行していくので非常にゴダール的というか、、ストーリーだけでとったら何てことはないのかもしれないが、そのあらゆるカットの真意については全くもって理解出来ず。。。

でも、なんか、感じる。

感じるから、もう一回見たいと思わせるし、それが何なのかを理解したいと思わせるのが、ハナっから理解されることを突き放してるゴダールとは全然違う。

「都会のアリス」よりも年代的には後の作品なのに勝手に「ゴールキーパーの不安」の辺りの映画なのかと勘違いするぐらいの抽象さ。

ヴィムベンダースはプロデュースで関与。

最後は「え!コレで終わり!?!?」
つーなかなか突拍子もない終わり方で、これすらも理由があるのかと。。
とりあえず解説をディグりたいと思います。。


ちょっともう一回見る。
アァーーーーーー

アァーーーーーー