あざらし

プリズン・サバイブのあざらしのレビュー・感想・評価

プリズン・サバイブ(2008年製作の映画)
3.7
「俺がいったい何をしたって言うんだ」

明け方、外を走る男性ウェイブがいました。彼はすぐに自宅の壁を洗ったりする良い夫です。

まだ小さな男の子もいます。ウェイブ小さな自動車の整備をする会社を経営し、仕事もうまく行き出しました。

ある夜、自宅の一軒家に誰かが侵入してきたようです。そして…

自己防衛をしようとした行為が殺人罪としてみなされ、刑務所に入ることになってしまいます。

普通の人が刑務所に入り、その激しい世界に入っていく様を観るストーリーです。

日常の暴力はもちろんのこと、次から次に自尊心を踏みにじられるような事柄や理不尽なことが起こります。

身体的にも心理的にも深く傷つき、何もかも失っていく主人公はとてもリアリティがあり、ウェイブの辛く落ち込んでいく心理に引きづられていきます。

週に1000人も収容される全米の刑務所の壮絶な日々が描かれます。

「一つ、一つだ。
それすらも与えてくれないのか」
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