みりお

ベイブ/都会へ行くのみりおのレビュー・感想・評価

ベイブ/都会へ行く(1998年製作の映画)
4.5
感動の名作✨‼️‼️
号泣しました、これ💦💦💦
後半ひたすら泣いた💦
こんなに心に響く作品あるかな??
いや〜素晴らしい✨‼️

お話の大体の流れは以下の通り。
前作で牧羊豚として一世を風靡したベイブは、ひょんなことからニューヨークの大都会へとやってきて、その街にひっそりと住む野良動物たちと親交を深めていきます。
食い違いながらも必死に生きている様々な動物たち。
でもようやく寝る場所を見つけた動物たちのもとへ、野良を取り締まる保健局の職員がたどり着いてしまい…

動物たちが保健局の人に追い回されて、それぞれに大事なものや他の生き物を守ろうとしながらもバタバタと捕まっていくシーンは、涙が止まらなくなりました。
農場では動物の権利が当然のようにあって、みんな仲良く平和に暮らしてたのに、この都会ではどうして動物たちは隠れるように暮らしているんだろう?
そんなベイブの疑問が、お話が進むごとに徐々に解き明かされ、ベイブの中に腹落ちしていくと同時に、観ている側にも腹落ちしていきます。

動物たちだって温かく眠れる場所や、大事な家族との穏やかな時間を求めてるのはあたりまえ。
でも人間の都合で住む場所も食べるものも平気で奪われてしまうんです。
実は私たちの街は、人間の勝手な都合で平和な生活を奪われた動物たちの犠牲の上に成り立っているんだと思います。

でもだからこそ、住みやすい街を得た人間たちは、動物たちとの共存や住処の共有を図らないと、連日ニュースで報道される熊やイノシシとの悲しい事件は続いていくのだと思います。

「人間も動物と仲良く暮らせる場所なんて、夢だったのよ…」
こんな悲しい言葉が当たり前になってしまわないように…
子供が観て、他の生き物との共生を学ぶには最高の作品だと思います✨


【ストーリー】


牧羊犬コンテストで優勝したベイブは一躍、時の人ならぬ時のブタとなり、牧場には番組の出演依頼が絶えなかったが、ホゲット叔父さんは全然取り合おうとはしなかった。
そんなある日、叔父さんはベイブのせいで大怪我をしてしまう。
働けなくなった叔父さんの借金を返済するためベイブはエズメ叔母さんと共に都会へと旅立つが……。


【キャスト・スタッフ】

*監督:ジョージ・ミラー

オーストラリア出身🇦🇺
医者を志して医大に進学するも、学生時代に作った短編映画が映画コンクールに出品したところグランプリを獲得したのがきっかけで、テレビと映画界で働くようになったという異色の経歴の持ち主👀‼️
短編を数本制作した後、1979年『マッドマックス』で長編映画デビューしました🌟
その後『マッドマックス』シリーズは全て監督し、4作目はアカデミー賞最多受賞に輝いたそうです✨
その他の作品は『イーストウィックの魔女たち』『ハッピーフィート』など。


*エズメ:マグダ・ズバンスキー

前作では若干空気の読めないおばさんだったエズメが、アーサーの不在を埋める絶妙なエッセンスとなっていてすごかったです✨
エズメ役のマグダはオーストラリア出身🇦🇺
コメディアンとして有名だったそうですが、1995年『ベイブ』で映画デビュー🌟
その他の出演作は『マスク2』『ライラの冒険 黄金の羅針盤』『ハッピーフィート2』など。
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