ろーぜす

バクステール/ぼくを可愛がってください。さもないと何かが起こります。のろーぜすのレビュー・感想・評価

3.7
結構、不快な映画です
そして陰湿です
それは飼い主とバクステール
両方に当てはまるかな
この映画にまともな人はいないんじゃないかとさえ思う

ブルテリアという犬はイギリス産で
イギリスの犬種をいくつか交配させて
生まれた犬です
ブルテリアの習性を知ると
この映画のラストのバクステールのしたこと
本能というのかな
それがわかると思います
ただそれが逆に後味を悪くさせてしまって
尚且つ胸糞がちょっとね
いいもんじゃないです
観た人は人間に対して嫌にもなるかも

ブルテリアが好きな人
ブルテリアを飼っている人
犬を飼っている人は観るのは
やめた方がいいかもですね

でももしかしたらこの映画
ある意味、犬の本音を代弁しているの
かも知れないですよ
私達が犬にとって良かれと思った事
は犬にとっては逆だったりおせっかいな事なのかも知れません
余計なお世話だなんだよと!

特に最初の老婦に飼われた時は
そうなんじゃないかなあ

次に飼われた若い夫婦
特に奥さんは自分勝手な部分がある

少年に飼われた時がブルテリアの本能
が少年と上手く合ったのかもしれません
が合いすぎたかもねえ
合いすぎた故にああなってしまったんじゃないかと感じました
あのバクステールが少年に飼われてた時が一番柔順で可愛らしいかも
しかし私から見たらちょっとひねくれた
考えのバクステール
ある意味、策士なバクステールを
上回るほど少年はヤバイ奴だった!
この少年の将来が超心配
親はどこ見てんだと思う

構成的には面白い映画です
ただ全体的にジメーッとして
気分のいい映画ではないので
ちょっとメンタルの状態がいい時に
観る方がいいかもです

それでも
犬目線でこういう映画は斬新で珍しい
ので観る価値はあったと思います
犬好きな人、ブルテリア好きな人に
非難されるかも知れないけど
悪くはない映画でした

でもね
タイトルにぼくを可愛がってください。
って書いてますが
この映画を観たら
バクステールをどう可愛がっていいのか!
と思いますよ
ろーぜす

ろーぜす