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ぼくのバラ色の人生のmoonのレビュー・感想・評価

ぼくのバラ色の人生(1997年製作の映画)
3.7
以前から気になっていた映画
この前地上波でやっていたのを録画してやっと見れました

7歳の男の子リュドヴィクの夢は"女の子になること"
それは男の子の格好をしたって、スポーツをしたって、無理やり髪を切られたって変わらない…

引越し祝いのパーティにピンクのドレスに赤いヒール、口紅までばっちりつけて登場するリュドヴィク。最初はそんな彼を見て少し戸惑うご近所さん達だったが、リュドヴィクの行動が学校で問題視され始め、周りの目が厳しくなっていくにつれ家族も崩壊していく。

当時は"オシャレ映画"としてヒットしたのも納得のカラフルで可愛い映像、それが嘘みたいに後半から一気に画面が青白く冷たく変化するので少し驚いた

まだトランスジェンダーが認識されてなかった時代、リュドヴィクに1mmも悪気がないのに周りの環境が変わっていく様子は見ていて辛い。

両親が完全に理解するまでにはまだ時間がかかりそう…そんな風に思わせるラストまで画面は青白いままだが、隣人の女の子だけが希望
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