MayumiI

ぼくのバラ色の人生のMayumiIのレビュー・感想・評価

ぼくのバラ色の人生(1997年製作の映画)
3.5
90年代のフランス。少年リュトヴィックの夢は女の子になること。
スカートをはいて初恋の男の子の誕生パーティーに行きたい、
大きくなったら初恋の男の子と結婚したいと願い、
男の子と心を通わせるのだが…。
トランスジェンダーの男の子の話。
映像はきれいだし、主人公の男の子はかわいい。
説明的なセリフも少なくよかった。
それだけに周りの残酷さが際立った。特に母親はクズと言っていいと思う。生理的に受け付けない、世間体が気になる等、色々な理由はあるだろうが、もし子供に愛情を持っていたら、子供がどんな行動をとろうとも、
少しは理解しようと努めるのではないのかな。
なんだか悲しくなってしまった。
LGBTの先進国のフランスですら、20年くらい前はこんな映画作られていたんだなあ。
差別うんぬんより理解すること、それができなくても理解しようとすることの大切さを感じた。
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