こナツ

ぼくのバラ色の人生のこナツのレビュー・感想・評価

ぼくのバラ色の人生(1997年製作の映画)
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下手なスプラッター映画よりよっぽど残酷だ。

リュドヴィックの言動に困惑する家族、あからさまな拒絶を示す隣人や学校の人たちは、リュドヴィックに対してとても残酷。

でも純粋な気持ち故のリュドヴィックの無邪気な行動も、家族にとっては十分残酷なのではないかと思う。
リュドヴィックがもっと大人だったら、もう少し上手くやれたのではと。

その残酷さを隠すかのように見せかけて、より際立たせている映像の鮮やかさよ。
能天気なポップさが余計に苦しい。とても印象的な映画。

005/2018
こナツ

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