ででん

ぼくのバラ色の人生のででんのレビュー・感想・評価

ぼくのバラ色の人生(1997年製作の映画)
4.7
最初はリュドに好意を抱いてた上司の息子を見て、偏見を教えるのは大人だ…と思ってしまった。

ありのままの自分に説明をつけようとするリュドをとても強いと思った。
自分が何なのか分からないのはすごく生きづらい
何より、人に理由を説明できないという事がやりづらい
だから病院に行ったりして、周りに説明をつけようとする。
だから色んなものに名前があるし、名前がある事は自分にとっても家族にとっても納得になるし救いになる。

結局、自分を男と思おうが、女と思おうが、男でも無く女でも無いと思おうが、男が好きだろうが女が好きだろうが、何か悩んだり生きづらさを感じたりするのは、周りの目線や "常識" があるからだと思う。

「自由に生きたい 」
「誰も傷つけず、誰にも傷つけられないように」
最近読んだ漫画のセリフを思い出す😭
今はLGBTという言葉もよく聞かれるようになってきた。もっともっと普通の言葉になって、単純に"男"と"女"だけじゃないという事が常識の世界になってほしい。
なるべく沢山の人が無意味な後ろめたさや、生きづらさを抱えなくて済む未来になって欲しいと思う。
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